価千”金”の・・・・キイロトラカミキリ


 今年も待望のゼフィルス(ミドリシジミ類。以下ZEF)の季節が到来しました。
旭区の公園でKMT氏に今年の状況を尋ねると、今年は個体数は多いものの、
発生が5月中旬に始まっており、既に翅が”ボロく”なっているといいます。
 えぇっ、私の”脳内生物暦”ではZEFは旬の季節だったはず・・・・・
これも温暖化の影響なのでしょうか・・・・・

 とにかくたとえボロくても手ぶらで帰るわけにもいかないので、出現の可能性
のある栗の樹のある場所へ行ってみました。残念ながらZEFの姿は全く見られません。
すると、栗の花に小さな一匹のカミキリムシが飛来しました。一瞬これは久々のタケトラカミキリかと思いましたが、模様が全く違います。全身は金色に輝いて見えました。
私にとっては未知のトラカミキリ類です。鳥もそうですが、未知の種類、初めての種類にはいつも興奮します。
活発に動きまわるので、写真は一枚しか撮れませんでしたが、このレベルなら先ず御の字といえるでしょう。




 さて、目的のZEFですが、草臥れかけたヤマボウシの花で休息する一頭のアカシジミを
見ることができましたが、KMT氏の云った通り、翅はかなり傷んでいました・・・・・
 というわけで、今年のZEFシーズンは全く寂しいままで幕引きとなりました。
来年こそは。

撮影:2016年6月6日 横浜市旭区
投稿者:横浜市西区 柳場 稔