コアジサシの綺麗な巣

 



 営巣調査地に入るなり目に飛び込んだ「きれいな巣」。卵をカモフラージュするため、白い巣材を集めた親鳥の懸命な姿が浮かぶ。
本来コアジサシは、自身の体色や卵や雛になじむ砂浜や砂利浜で営巣する。ゆえに巣も窪みをつける程度の簡素なもの。
この黒い埋め立て地の土砂では白い
巣が浮き立ち人間の目でも見つけやすい。約800羽と大規模なコロニー。いずれ捕食者に見つかるか。守りきるか。
キリッキリッの声の下、私たちも慌ただしく巣を離れる。
*埋め立て地には当局の許可と職員の同行のもと入場しました*


撮影日 2012年 07月04日 
場所:横浜市 (港湾局管理地)
撮影者:黒田 清恵