今年はどうも自宅の周辺では昆虫があまり多くないように思えます。ここ数年継続して確認されていたツチイナゴも今年は一度も目にしていませんし、チョウの種類もアゲハチョウ(ナミアゲハ)、モンシロチョウ、キタキチョウ、ルリシジミ(ヤマトシジミより多いところは救いといえるかもしれません)ぐらいで、特筆すべきものは殆どありませんでした。
今朝、ネムノキにハダニ対策の薬剤(自家製:鷹の爪のアルコール漬けの希釈液)を散布していたところ、葉裏にチョウの姿を発見。ヒカゲチョウです。特に珍しい種類でもありませんが、市街地で普通に見られるチョウではありません。特にこの界隈では初記録です。先月投稿頂いたクロヒカゲによく似ていますが、全体に色が淡く、後翅の蛇の目模様のすぐ内側にある線がクロヒカゲと比較して曲がり方がなだらかです(クロヒカゲは深くカーブして富士山のように見えます)。
また、クロヒカゲのほうが暗い環境を好みます。
2015年6月25日
横浜市西区
西区 柳場 稔